20220925

僕にとって「歌」とは2

中学、高校と多感な時期に突入して、僕の環境も変化していきます。そこまで体が大きくならなかった僕は、小学校から今まで絡んでいたグループとは正反対の道を歩みます。また新しく友達を作り、過ごしていきます。
スポーツをする人に憧れて一度はバスケ部に入部しましたが、見事に挫折します。運動神経はなかったようです。
そこで次に誘われたのが吹奏楽部でした。やはり…って感じですよね。音楽から離れることはここでもなかったようです。ユーフォニウムという楽器を吹き、練習はそこそこきつかったですが、それでも大好きな音楽を活かして2年半取り組んだ日々は忘れません。顧問の先生も、部員のみんなも。楽器を使って「歌う」こともこの頃から少しずつ覚えて行きます。

楽譜が示す強弱、テーマ、やりたいようにやってきた音楽から、誰かが作った音楽、そしてその意味を、中学生ながら必死に汲み取ろうとしていたのかもしれません。自然に、純粋に。
やがて、譜面から思いを読み取り、曲の世界を理解し、自分の力で表現をしようと全力で取り組みます。時に部員と衝突もありましたが、夏のコンクールでみんなで取った銀賞(最高は金賞なので2番目にいい賞)の色は忘れません。
2年半、全力で楽器に向き合い、楽器から歌おうとした日々は、そのまま今に繋がって生きています。
しかしながら学生生活はこれまた少し自分の理想とは程遠い日々があり、自分への自信はどんどんなくなってゆきます。